キャベツ又はゴボウの凍結乾燥粉末10%添加飼料で飼育したラットにTrp-P1をそれぞれ750μg投与し,排泄物中のTrp-P1および代謝物n-OH Trp-P1をHPLCおよび変異原性試験により調べた.キャベツ又はゴボウ粉末投与により,ラット尿中のTrp-P1量は減少し,特にキャベツ投与群では対照群の49%にまで低下し( p <0.05),また糞便中のTrp-P1量に有意ではないが対照群の90%程度に減少した.一方,代謝物n-OHTrp-P1は糞便中にのみ認められ,ゴボウ又はキャベツ投与による有意差は認められなかった.