○地温と光の強さがloblolly pine幼植物の根の生長に及ぼす影響 Effects of soil temperature and light intentity on root growth of loblolly pine seedlings. Charles W. BARNEY Plant Physiol., 26(1); 146-163 (1851) 傾けたガラス管に育てた発芽後約半カ月の幼植物を材料に, 土の温度又は地上部に当る光の強さを調節し, ガラスごしに根ののびを測ってこれらの影響を調べた。 地温を5°-35℃まで5℃おきの各温度に保った場合〔地温-1日当りの根ののび〕曲線は25℃区が最高の山型になり, 葉/根絶乾重量比は20℃区が最小であった。地温を25℃から35℃え急にあげるとのびの速さは一旦ますがすぐにへり, 逆に35℃から25℃えさげるとのびは一時止り完全に回復するのに6日かった。根の先を顕微鏡で調べると低温のものほど沢山のでん粉がみられ, 低温区ののびの減退が生長部分えの炭水化物の移動困難によるのではなく, これを利用できないような状態によることを想像させる。35℃区の根は他よりいちじるしく木化していた。 光の強さの実験は0-5,330fcの範囲で行った。根の