1) 動的方法により上腕, 前腕, 大腿位でかたさの計測を行った.身体は非線型形の粘弾性がみられ, 解析が困難な対象であることがわかった.振幅量を少なくしてかたさの計測を行い, 線型の粘弾性体に近似しみかけの弾性係数と粘性係数を求めた.その結果, 人体は押し込み量と共に弾性係数も粘性係数も増す傾向がみられた.しかし, 部位間で特性は大きく異なることがわかった. 2) 圧迫前後で人体のかたさを計測し比較を行った.圧迫直後には表皮付近でかたさが増したが変化の度合は少ないとみられた.