夜勤に従事する, 13人のパン製造工の健康診断結果を分析した.最初の5年は,全員,それぞれに固定した時間帯に働く常夜勤として働いた.対象者の平均血圧値は,収縮期,拡張期共に,徐々に増加し, 4年目からは,統計学的にも有意に上昇した. 6年目から,半分は,日勤を含む交替制に移行した.その後,この群では,血圧値の増加は,認められなくなった.残りの群は,常夜勤を続け,引き続き,血圧値の増加を認めたが, 2時間の仮眠を深夜帯に設けた後に,その増加を見なくなった.